こんにちは。gooです。
投資信託について勉強するシリーズ、”その14”です。
収益分配金の種類
収益分配金については次の種類があります。
普通分配金
投資信託の運用で得た収益をもとに払い出される、課税扱いの分配金をいいます。
元本払戻金(特別分配金)
元本部分から支払われる、非課税扱いの分配金をいいます。
収益分配金の支払いの例
収益分配金の支払いについて、普通分配金と元本払戻金(特別分配金)にわけて例を挙げます。
前提条件
次の条件で例を挙げます。
- 基準価額:10,000円
- 収益分配金:1,000円
- 税率:20%
普通分配金の例
投資信託を8,500円で購入していた場合、基準価額が10,000円なので、1,500円の利益が出ています。
その利益1,500円の中から、収益分配金として1,000円支払うことになるので、普通分配金となります。
そして、実際の受取額は、
1,000円-(1,000円×20%)=800円
となりました。
また、基準価額は、
10,000円-1,000円=9,000円
となり、当初購入した基準価額より、500円増えたことになりました。
元本払戻金(特別分配金)の例
投資信託を10,000円で購入していた場合、基準価額が10,000円なので、利益はない状態となります。
そこから、収益分配金として1,000円支払うことになるので、元本部分を取り崩すことになるので、元本払戻金(特別分配金)となります。
そして、実際の受取額は、非課税の為、1,000円となります。
また、基準価額は、
10,000円-1,000円=9,000円
となり、当初購入した基準価額より、1,000円減ることになりました。
投資信託の分配金の仕組みまとめ
今回は、分配金について勉強しましたが、普通分配金の場合、分配金に課税されるため、元本払戻金(特別分配金)よりも損していると思うかもしれません。
ですが、元本払戻金(特別分配金)について、実際は、元本部分を取り崩す=自分で投資した資金が返ってくるだけなので、全然利益になっていません。
投資信託の運用で利益が出た分、その分配金がもらえることは、特別ボーナスみたいでうれしいですが、基準価額自体が減ってしまうのでは意味がありません。
何のために、投資しているかわからなくなってしまいます。
目先のお金よりも、将来的にどれくらい、成長できているかが大事だと思うので、分配金が出ても、再度、投資するくらいの気持ちでいないといけないなあと考えました。
今回は、この辺で失礼します。
ありがとうございました。
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