投資信託について勉強してみた(その14)~投資信託の分配金の仕組み~






こんにちは。gooです。


投資信託について勉強するシリーズ、”その14”です。

前回の、「投資信託について勉強してみた(その13)~投資信託の値段のつけ方~(https://sancansion-life.blogspot.com/2018/01/blog-post_6.html)」で、投資信託に分配金があると出てきたので、今回は、その「投資信託の分配金の仕組み」について調べてみました。




収益分配金の種類


収益分配金については次の種類があります。



普通分配金


投資信託の運用で得た収益をもとに払い出される、課税扱いの分配金をいいます。



元本払戻金(特別分配金)


元本部分から支払われる、非課税扱いの分配金をいいます。




収益分配金の支払いの例


収益分配金の支払いについて、普通分配金と元本払戻金(特別分配金)にわけて例を挙げます。



前提条件


次の条件で例を挙げます。




  • 基準価額:10,000円
  • 収益分配金:1,000円
  • 税率:20%




普通分配金の例


投資信託を8,500円で購入していた場合、基準価額が10,000円なので、1,500円の利益が出ています。

その利益1,500円の中から、収益分配金として1,000円支払うことになるので、普通分配金となります。


そして、実際の受取額は、

1,000円-(1,000円×20%)=800円

となりました。


また、基準価額は、

10,000円-1,000円=9,000円

となり、当初購入した基準価額より、500円増えたことになりました。



元本払戻金(特別分配金)の例


投資信託を10,000円で購入していた場合、基準価額が10,000円なので、利益はない状態となります。

そこから、収益分配金として1,000円支払うことになるので、元本部分を取り崩すことになるので、元本払戻金(特別分配金)となります。


そして、実際の受取額は、非課税の為、1,000円となります。


また、基準価額は、

10,000円-1,000円=9,000円

となり、当初購入した基準価額より、1,000円減ることになりました。




投資信託の分配金の仕組みまとめ


今回は、分配金について勉強しましたが、普通分配金の場合、分配金に課税されるため、元本払戻金(特別分配金)よりも損していると思うかもしれません。

ですが、元本払戻金(特別分配金)について、実際は、元本部分を取り崩す=自分で投資した資金が返ってくるだけなので、全然利益になっていません。


投資信託の運用で利益が出た分、その分配金がもらえることは、特別ボーナスみたいでうれしいですが、基準価額自体が減ってしまうのでは意味がありません。

何のために、投資しているかわからなくなってしまいます。


目先のお金よりも、将来的にどれくらい、成長できているかが大事だと思うので、分配金が出ても、再度、投資するくらいの気持ちでいないといけないなあと考えました。



今回は、この辺で失礼します。
ありがとうございました。






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